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1月3連休の後半2日で念願の赤岳主稜に行ってきました。

登攀日は風ビュービューのガッスガス。おまけにパートナーの
アイゼンが外れてラクしてしまうアクシデントに遭いましたが、
無事に完登することができました。

次は快晴無風の下、つるべで登りたい。楽しいルートでした。

ヤマレコにも感想書きましたが、今回はblogでも記録を書いてみようかと思います。

IMGP1184.jpg

初日(1月8日)は9:00集合でゆったり出発。小淵沢でランチして満腹状態で美濃戸へ。

行きの高速からドピーカン。しかも見るからに無風。うーん、今日登りたい。でも、登れない。
明日の好天を祈るしかない。ただそれだけです。

北沢~テント満タンの赤岳鉱泉経由で行者小屋へ。気温は0度前後。暑かった。
IMGP1154.jpg

冬山が空いているとは言っても、八ヶ岳、とりわけ連休はこれが当てはまりません。
特に今日は連休2日目だったので、どのルートも大渋滞だったのではないでしょうか。

それと、北沢登山道では真新しいウェアの若者登山者をみかけました。
顔とかザックとかウェアとか、無傷のピッケルを見る限り、今年デビューな人ばかり。
登山ブームが冬山にまで来ているんだな~と実感しつつ、みんなセックンしてるのかと
老婆心ながらの不安も。が、そんなことより、皆の白い雪面に映える原色のウェアと
明るい笑顔が印象的でした。今日は最高のピークハントできたんだろうなぁ・・・

さて、こちらは汗だくで行者小屋に到着。行者のテン場はさすがに鉱泉ほどでは
なかったですが、それでも20~30張りくらいはあったのではないでしょうか。

2日目(1月9日)
3:00起床。

カップラーメン&おにぎり2個(昨日の行動食の予定がランチしてしまい、余ってしまった
もちろんシュラフに入れて凍らないようにしておきました)をいただき、のんびり準備して
5:00過ぎに出発。

天気は小雪、ガス。そして、上方からは強風音が響いています。

今回は、4人の予定でしたが、1人が都合によりキャンセルとなったため3人での登攀です。
こちらはパートナーのお二人。
IMGP1156.jpg

上下ともダウンを着込んでいざ文三郎へ。エッチラオッチラ汗をかかないようにしながら
真っ暗闇の中をゆ~~っくりと高度をかせぎ。主稜の取りつきに向かうトラバースポイントへ。

当たり前のことですが、真っ暗闇だと、なかなかトラバースポイント分からないです。
初めてであれば、前日に下見するくらいの余裕は必要でした。(今回は1人が経験者)

ここからは一般登山道をお別れ。バリエーションの世界。
一気に緊張感が高まり、鼓動が高まります。

で、取りつきでロープを出して、日の出前の6:45登攀開始です。
IMGP1157.jpg

今回は3人登攀。こんな天候なので、毎回毎回ロープを結び変えるわけにはいきません。
ということで、1P目~中間の岩場手前まではリーダーのfatuさんがリードです。

1P目のチョックストーンを見上げると、それほど難しそうではありません(左壁に
お助け紐がぶらさがっていましたが、結構ただれてました)が、雪がかなり少ないため、
くぐることに。

くぐった後は右壁を登り、トラバース気味に左ルンゼ側に進み、左ルンゼ側が切れ落ちた
ところで大きく右にターン。簡単なリッジを右上して抜けるとペツルが2個ある終了点へ。

IMGP1164.jpg

2P目は左手から稜上に上がると雪面が広がり、階段場の岩場を直登。特に難しい箇所はなかったが、
(フォローでロープが向かう方向に進めば良いんだという安心感があったが)どの方向へ進めば良いか
分からないのが不安になる。
IMGP1165.jpg

3P目は、ミックスのリッジ。右側が切れているが、難しい箇所はなかった。
晴れていればきっと楽しいセクションなのではないでしょうか。
IMGP1169.jpg

8:00、中間の岩場の手前に到着。ここでロープを結び替え。ここからは私がリードで登ることに。
(この時点でここが上部岩場と勘違いしていたので、途中でリードを3人目に交替する予定でしたが、
結局最後の最後までずっとリードすることに。。。)
IMGP1171.jpg
本来、↑の写真の中央の人がいるところから左上の凹角に登って行くのが本来かと思うが、
上部岩場と勘違いしていたことなどもあり、写真右手の奥側から登ることに。


4P目。
こちらはスラブ状、傾斜はないが氷結していて、やや難しいし、本日初のリードで緊張した。
もちろんランナーもとれずフリー。

稜上に上がり、しばらく登ったところにあるピナクルでピッチを切った。
IMGP1172.jpg

が、もう数mでペツルの支点があった。
というか、ロープアップすると、予想外に10m以上を上げることに。
緊張と奮闘のせいで大して登っていなかった。


5P目。
上部の岩場を目指して左手に岩場を携えながら易しい雪面を登る。通常であればコンテで
抜けるセクションだが、私たちは確実にスタカットで。時間的に余裕があったことと、
他にパーティがいなかったため。

が、4P目を短く切ったことがここで仇に。
上部岩場の取り付きが分からないうえに雪面の途中で「ロープ、あと5m!」のコールが。。。

やむを得ず左手の岩場にあった残置ハーケンでピッチを切ってビレイ(ピッケルでバックアップ)。

ここで、後方からコンテで抜けてくる3人パーティ登場。ガイドパーティの様子。
微妙な位置でピッチを切ってしまったので、早々に抜いてもらうことに。
結局この日の主稜は我々と彼らの2パーティだった様子。連休最終日、あれだけ混雑、
渋滞を予想していたのに、この貸し切り状態にかなり拍子抜け。当たり前か、こんな
風ピューピューのガッスガスじゃ。

ここから上部岩場取りつきまではコンテで移動。
10~15分ほどガイドバーティが抜けるのを待った。
後悔したのは、ここで水分はとったが、食糧をとらなかったこと。猛省です。

6P目
上部の岩場の核心。リードだったので、緊張とアドレナリンのカクテル状態。
写真は先行するガイドパーティとビレイ準備するパートナーのttoiさん
IMGP1179.jpg

岩の前に立つと思いのほか立っている。上を見上げて深呼吸。そしてやっつけにかかる。
下からは「支点があるはず」との声がかかったが、上手く見つけられず、フリーで
上部左手のガバを掴み身体を引き上げた。もっとも緊張した瞬間。

上に上がると、トラバース気味に右手上方に向かい、狭めの凹角。
IMGP1181.jpg

右壁にペツルの支点があるので、ここをとると一安心。
左手が良いのでこれを使いつつ、アックスぶっ刺して、身体をズリズリ引き上げる。
稜上に上がって右手の岩場を登り、ピナクルでピッチを切った。
このピッチが断然面白かった。核心だから当たり前か。。。

で、フォローの2人を引き上げ、無難に登ってきたわけだが、ここでアクシデント。
リーダーfatuさんが凹角でアイゼンを抜けてしまったらしい。気付かず登ってきたが、
「やけに滑るな」と思って足元を見たら、アイゼンがなくなっていたらしい。

凹角手前まではアイゼンの存在を確認していたことから、凹角下まで私が降りて捜索することに。

空身になってロワーダウンで凹角下まで降りる。このとき、アクシデントの後で多少焦りがあった
のは事実。もう少し、慎重に、例えばロープ末端処理の確認とかきちんとすべきだった。
IMGP1183.jpg

で、凹角下まで降りたが、アイゼンは見つからず。ちょうど凹角下がルンゼ状になっていたので、
ここを滑り落ちてしまったのだろう。あらためて凹角を登り返す。まさか2度登るとは。。。
でも、おかげでこのセクションに対する自信は持てたかも。これは収穫。

戻って、善後策を検討。
本来であればこの後はコンテで抜ける予定であったが、fatuさんのアイゼンが片方ないため、
万全を期すために最後までスタカットで登ることに。

幸いだったのは、当初強かった風も多少弱まり、時折青空を見せてきたこと。
IMGP1184_20120113221751.jpg

ここまでリード3P、ロープアップ、セカンド引き上げ、ロワーダウン、登り返しと、
働きまくりで大分疲れていたが、気力を振り絞って、残りの2pに挑んだ。

7P目。
グングン上に向かって登る。両手両足を使ってひたすら登る。
ロープを出し切りそうになったので、ピナクルでピッチを切った。

8P目。
階段場から凹状の岩場を華麗な?ムーブで抜けて氷結したスラブ状をアックスブッ刺して
抜ける。途中後方から「そっちでいーのー?」との声が聞こえるが、そんなの聞いてる余裕ない。
このルートで間違いない。ここを抜ければもうゴールは近い。そんな気持ちでグイグイ上がる。

で、抜け口のピナクルでピッチを切り、最後のロープアップ。このときのロープは
重かった。途中のランナーで角度がついてしまったようだ。

氷結したところは、アイゼンないfatuさんキツイかと思ったが、難なく越えてきた。

良かった。

9P目。ここからは易しい雪面をコンテで一般登山道に抜ける。
IMGP1186.jpg

そして12:00ジャスト。一般登山道に抜けた。
赤岳主稜やっつけた。2人とそれぞれ固い握手。凄い達成感。嬉しい。気持ちが高ぶっているのが
よく分かる。

ここでロープのみ片づけてガスガスだけど、赤岳のピークを踏んでおくことに。
IMGP1190.jpg

ピーク踏んだ後、赤岳天望荘で1時間ほど休憩してまったーりして、バリエーションモードを
オフにして、晴れ間が戻りつつある地蔵尾根へ。展望を楽しみながら無事に下山しました。
IMGP1203.jpg

そういえば昨年の1月3連休も強風ガスガスの中阿弥陀岳南稜を歩きましたが、
今回も、なかなか悪いコンディションの中、赤岳主稜を登ることができました。

ホントのところは快晴無風のコンディションで登りたいですが、こうしたコンディションで
登れたことは、少しだけの自信と、何しろ良い経験となりました。

次はもう少し雪の多い時期に登りたいです。

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